当店の定番商品、アスティエ・ド・ヴィラット。
黒い土色がうっすら透ける、白い釉薬が美しいブランドです。
いつかは自宅にお迎えしたい、と憧れをもつ方も多いもの。
その反面、確立された世界観ゆえ、「食卓にどう取り入れよう?」と迷う方もいるのではないでしょうか。
そこで、実際に毎日の生活に取り入れている方々にどう使っていらっしゃるか、アスティエにまつわるオハナシをお聞きしました。
今回登場いただくのは、Instagramで美しくおいしそうな料理の投稿が目を引くsea-glass(@sea_glass_2020)さん。
日々の食卓にアスティエが登場する「普段使いの玄人」です。
多忙や病気で10年ほど料理から遠ざかっていたというsea-glassさん。
コロナウィルスの影響で時間ができたことから久しぶりに料理を再開し、娘に背中を押される形でインスタグラムも始めました。
「3年ほど前、百貨店をフラッと歩いていた時に、たまたまアスティエを見つけて目を奪われました。それまでは料理をしていなかったので食器には目がいかなくて。料理も再開して、アスティエ熱も上がっていったという感じでした。」
普通の食器にはないアートピースみたいなデザインに惹かれたと言います。
「料理を再開して数年なので、試行錯誤しながら楽しんでいます。
このお皿に何を乗せようか、というところからワーっと再開したので、今楽しんで料理ができているのはアスティエのおかげですね」と笑います。
sea-glassさんは和食にもアスティエを普段使いされています。
堀宏治さんの丸盆には、作家さんの食器とともにアスティエの小皿が豆皿として並びます。
(お茶碗は阪東晃司さん、グラスは森知恵子さん)
和食にアスティエを合わせた写真をInstagramにアップすると、アスティエのデザイナーからも時には「いいね」がつくのだとか。
「アスティエの無地で少しグレーがかった白という色味が、和食器との相性がいい理由だと思います。他のお皿と組み合わせるときには色と形のバランスを気にかけています。今日はブルーで統一しようとか。」
アスティエの中皿は取り皿、大皿は盛り皿として使っているそうです。
「仕舞いこんでいる方がもったいないから使っていこう、と。
電子レンジは使わないけど、食洗機には入れていて、本当に普段使いですね。
割れちゃったら金継ぎに出せばいいと思っています。それも一つのアートになるので。」と言います。
他のお皿との組み合わせだけではなく、アスティエ同士も楽しみながら組み合わせています。
ティーカップに合わせたのは実はソーサーではなく、Dollyディッシュ 15cm。
「この組み合わせ最高かなって思っています。丸皿に合わせたくなるところをDollyに置いた時のしっくり感、びっくりしました。」
他にもシュガーボウルは洗面所でスポンジ入れとして。
使い方を限定せず、お皿と向き合いながら楽しんでいます。
アスティエコレクションの中でもお気に入りはRegenceの深皿です。
手作りのゆりねしんじょう(!)の和風あんかけも、アスティエに盛り付けるとなんだかモダンなお料理にも見えるから不思議です。
「Regence深皿のお気に入りポイントは形です。
四角じゃなくてひし形のお皿って、日本のものにも洋食器にもなかなかないので新鮮。」と言います。
そんなsea-glassさんにとってアスティエとは「身近に感じられるアートピース」。
「アートピースみたいなデザインに惹かれました。
人と違う、人があんまり使ってなさそうな感じがして。」と言います。
今後アスティエのお皿を使って挑戦したいことを最後にうかがいました。
「Fleursのプレートで立体の柄にあわせた料理を作りたいです。花びらのところに色を入れて、花芯にたまごで黄色を入れていくとか。立体で白の陰影になっているアスティエだからこそ、お皿と料理を本当にコラボさせてみたいです。」
「いい気分で食べた方が消化にいい。」
どのお皿でどんな風に食べようか、sea-glassさんは今日も考えることを楽しんでいます。
おいしいハナシ 身近なアートピースとして普段使いをたのしむ。
2022.08.19
関連するアイテム