ねこ好きスタッフが多いオルネ ド フォイユでゆるりと活動している「オルネコ部」。オルネコ部員は、日々ねことの気まぐれで穏やかな暮らしを妄想中です。
ねこの生活用品は、
インテリアに馴染むように取り入れたい。
ねこが快適に過ごせるような家づくりとは?
ねこの生活用品は、
インテリアに馴染むように取り入れたい。
ねこが快適に過ごせるような家づくりとは?
そんな疑問を解消するべく、Instagramでねことの素敵な暮らしを日々発信されている方々を取材しました!
インタビュアーは、オルネコ部 新入部員の木邑(きむら)です。
取材を通して見えてきた、ねこも人間も心地よく暮らすヒントとは。全3回でお届けします。
オルネコ部 きむら
ねこをこよなく愛する。好きが高じて大学ではねこの心理学を研究していたほど。実家で飼っている2匹のねこ写真を眺めては 日々癒やされている。オルネに入社してインテリアにも興味津々。ねことの暮らしに今日も思いを巡らせます。
オルネコ部 きむら
ねこをこよなく愛する。
好きが高じて大学ではねこの心理学を研究していたほど。実家で飼っている2匹のねこ写真を眺めては 日々癒やされている。オルネに入社してインテリアにも興味津々。ねことの暮らしに今日も思いを巡らせます。
第2回は「憧れの建築家とつくったお家」です。
光がたくさん差し込む開放的なリビングが印象的な、hamiさん(@hami_ie_)のお家を取材しました。
hamiさんのお家は昨年末に完成したばかり。憧れだった建築家とつくったお家に、人間4人とねこ1匹で暮らしています。
間取りは2LDKで、1階はお風呂とトイレ以外建具がない、ほぼワンルームの開放的な空間が広がっています。建具がないため、ねこも自由に行き来できて、のびのび暮らしている様子が伝わってきました。
一緒に暮らすツナは、隣に建つご実家から連れてきた子だそうです。こんなに触らせてくれる猫を飼ったことがないとhamiさんが驚くほど、甘えん坊で寂しがりやな性格。hamiさんが0歳のお子さんのお世話をしているときは遠慮して近寄ってこないそうですが、お子さんを寝かしつけた途端、甘えん坊スイッチが入ります。インタビュー中もずっとhamiさんの側に寄り添っていました。
ちなみに実家のねこの名前も、魚にちなんでトロとプグとサバ。サザエさんスタイルです。
ツナにとってもhamiさんはお母さんのような存在なのでしょうか。甘えん坊な性格であることがよくわかる写真を見せていただきました。
hamiさんを独り占めできて満足げなツナ。赤ちゃんが寝た後はいつもこんなふうに乗ってくるそうです。hamiさんが読書中でも筋トレ中でも、ツナには関係ありません。
ご自身も住宅設計のお仕事をされているhamiさん。お家の設計は信頼している建築家の先生にほとんどお任せしましたが、譲れないこだわりがありました。それが、構造上必要な梁を活かして設置したキャットウォークです。
「ねこと住むので、キャットウォークを付けることは必須でした。壁に取り付けるタイプだったり、キャットタワーを置いたりする選択肢もありますが、梁を活かした自然なデザインが好みだったので、こうなりました」
階段の踊り場からつながるキャットウォークは、違和感なく空間にすっとなじんでいます。ツナはここでお昼寝したり、時には走り回ってリビングのソファにジャンプしたりすることもあるとか。また、実家のねこが遊びに来た時は、2匹の遊び場として大活躍だそうです。
高いところが好きなねこにとって、リビング全体を見渡せるキャットウォークは最高の場所。ねこのことを考えて用意したスペースを気に入ってもらえると嬉しいですよね。
見るからに気持ちよさそうなテラスは、ツナの大好きな場所。コンクリートが冷たく気持ちいいようで、ごろんと寝転がるスタイルが定番。実家で飼われているねこたちとツナの交流の場でもあるとか。
ツナのお気に入りの場所は季節によって変わります。冬のお気に入りは階段下のテントの中。ねこには狭いところが好きな習性があるので、階段下のスペースにテントと爪研ぎを置いて、居場所になるように工夫しました。
ほかにも、暖かそうな窓際や、カウンター下に置いたカゴの中など、hamiさんのお家にはねこにとって快適な場所がたくさんあります。
「ツナが窓の外の鳥や虫を眺めて楽しめるように、窓を増やしたり、家具の配置を工夫したりしました。あと、カゴや爪研ぎなどを各所に配置して、ねこの居場所を増やすことを意識しています」
hamiさんが意識して作った居場所以外にも、思いがけず気に入ってくれるところも。階段もその一つで、隙間から顔を出したり、階段下のカウンターに飛び降りたりと、いつも楽しく遊んでいるそうです。また、時にはキッチンフードの上でくつろいでいることもあるとか。
ねこって、そんなところにいたの!というところでお昼寝していることがありますよね。ねこを飼っていると、お昼寝場所を探すのも楽しみの一つだったりしませんか?家中を探検するねこだからこそ、飼い主も知らないベストスポットがあるのでしょうね。
ウッドターニングランプに興味津々のツナ
それにしても、0歳のお子さんがいるとは思えないすっきりとしたお家。きれいを保つコツはあるのでしょうか。
「基本的に隠す収納です。赤ちゃんのオムツやおもちゃはどうしても必要。そうした生活用品はテレビボードの引き出しやカゴの中にしまうことで、すっきり見えるように工夫しています」
ねこを飼うとき、どうしても必要になるのがトイレ。hamiさんのお家では、ねこトイレをシューズクローゼットの中に置くことで、生活感が目立たないようにしています。家を建てる段階で置く場所を決めて、棚の高さもトイレが入るように設計してもらったのだそう。さらに、匂い対策として棚下に換気扇を設置。
隠す収納ですっきり感を実現しているhamiさん。どうしても出しておきたいものは、見えてもいいようにこだわります。
「ねこのご飯やおやつなど使用する頻度が高いものは、しまうと取り出すのが面倒なので見せてもいい収納をしています。見せる収納にするときは、こだわって自分が気に入るものを置くようにしています」
そう言ってhamiさんが見せてくれたのは、なんと当店で販売していた「オルネコ缶」!
「ちゅーるやカリカリなどを入れています。サイズもちょうど良く、おしゃれでかわいいのでキッチンに置いておいても大丈夫。とっても気に入っています」
オルネコ缶は、ねこのおやつやカリカリを入れるのに使ってもらえたらという思いで作ったアイテム。実際におやつ入れとして活用していただけている声を直接聞くことができて、私も嬉しくなりました。ツナは、オルネコ缶の開く音を聞くと、家のどこにいてもすぐに飛んでくるそうですよ。
容量たっぷりのオルネコ缶。ツナとのツーショット
とっても綺麗好きなhamiさん。ねこや赤ちゃんがいるとあっという間に散らかりがちなお部屋をここまで綺麗に保てているのは、日々の努力や工夫があってこそ。hamiさんにとって、お家を整えることは自身の心地よさを保つ術であり、ツナとの快適な暮らしにつながることでもあります。
ツナは今日も暖かな光を受けて日向ぼっこしているのかな。
何とも癒されるこちらの写真は、寒い日にツナが赤ちゃんで暖を取っているシーン!赤ちゃんを起こさないよう、そっと寄り添う姿にツナの優しさを感じます。赤ちゃんが生まれたばかりの頃は、ツナは怖がって近寄らなかったそうですが、1ヶ月くらい経って徐々に慣れ、近づいてくるように。今ではふたりはとても仲良し。
動物って、赤ちゃんに優しいですよね。
赤ちゃんのかわいさを思い浮かべると、誰しもよく似たイメージを抱くのではないでしょうか。大きな瞳、小さな鼻や口、丸いほっぺなど…。実は動物行動学の世界では、そうしたいくつかの要素が赤ちゃんの「かわいさ」を客観的に特徴づけていると考えられています。ねこも同じように人間の赤ちゃんの特徴を認識し、「守りたい」という気持ちを本能的に感じているのかもしれません。
これからのふたりの成長が楽しみです!
2022.09.12