スタッフのリアルな意見をもとに形にした、オルネコ 桐のベッド。一年中快適に使える上質なネコベッドができるまでの開発ストーリーをご紹介します。
ネコのため、ニンゲンのため
1日の半分以上を寝て過ごすネコ。そんなネコが快適に過ごせて、飼い主も満足できるようなインテリアに馴染むベッドを作りたい!2022年夏、オリジナルのキャットベッドを作るためのプロジェクトが始動しました。
目指したのは、家具のような佇まいの、インテリアショップならではのキャットベッドです。
見た目はもちろん機能性も兼ね備えるべく、まずはネコを飼っているスタッフに、キャットベッドへのこだわりや理想の形などをヒアリング。
高齢ネコを飼っているスタッフの「ペット用のホットカーペットを愛用している」という声や、短足ネコを飼っているスタッフの「低めだとありがたい」という声をもとに、ホットカーペットを敷くことを前提とした、高さが低めの木製ベッドを作ることになりました。
どこか懐かしさを感じるデザイン
木材の中でも、保温性と吸湿性がある桐材の特徴がキャットベッドにぴったりだったので、桐のトイレカバーと同じく、福岡の桐箱屋さんと開発を進めていきました。軽くて持ち運びしやすいところも、ネコの好みに合わせて移動がしやすいため魅力的でした。
最初のスケッチ。
ホットカーペットを敷いたときに熱がこもりすぎないよう、底面はすのこ状に。
まずはスケッチで大まかなイメージを作り、その後、製品サンプルを作る段階で少しずつ修正を加えていきました。ネコが使うときに危なくないよう角の部分を丸くしたり、利便性の観点から、電気コードを通す穴の位置や形状を変更したりしています。
また、脚の長さは、デザイン性を損なわず、高齢のネコや足の短いネコでもできるだけ負担なく乗り降りできるように調整し、最終的には12cmになりました。
脚の太さは、軽やかだけれど細すぎない、
いいバランスになるものを選びました
インテリアにこだわりのある方にも取り入れていただけるようなデザインにしたかったので、ヨーロッパのヴィンテージスクールチェアのような、どこか懐かしさや味わいを感じるシンプルな見た目を意識しています。
手やあごを乗せても痛くないよう、面取り加工しています
インテリア・季節に合わせて楽しんで
こうして出来上がった家具のような佇まいのキャットベッド。発売当初はヴィンテージカラーの1色のみでしたが、ナチュラルテイストなお部屋にも合うように、オーク材のような雰囲気のナチュラルカラーも後に追加しました。
(上)ナチュラルカラー、(下)ヴィンテージカラー
実は、このナチュラルカラーの開発には苦労がありました。天然の桐材に塗装を施すのですが、同じ塗料でも塗り方によって色味が変わってしまうので、さまざまな方法を試して、オーク色に見える色と塗り方を見つけました。塗装の工程は機械ではなく、職人さんが1点ずつ手作業で仕上げています。
塗装サンプル。右下が採用されました
ヴィンテージ家具など、濃い色の家具が多い部屋にはヴィンテージカラー、すっきりとした明るい色味のお部屋にはナチュラルカラーがおすすめです。どちらの色がいいかな?と迷っている方は参考にしてみてくださいね。
ヴィンテージカラー
ナチュラルカラー
ベッド用のクッションは、インテリアや季節に合わせて使っていただけるように、定期的に柄や素材感の異なる新作を発売しています。
2023年の秋冬に発売したチェック柄。裏面は無地
ストライプ柄は、裏面も異なる雰囲気の柄になっています
冬にぴったりのメランジクッション
桐材は通気性と保温性を兼ね備えており、夏はさらっと快適に、冬はホットカーペットを使えばぽかぽかのベッドになります。飽きのこないベーシックなデザインなので、ぜひ長くご愛用くださいね。
2025.2.13
オルネコ 桐のベッド
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